【NF2023】お絵描き企画「みんなでつくるチオンジェン」振り返り

カキシルス!(よく考えたらかなりお絵描きコーナーに合っている鳴き声)

京ポケ3回のヘモジロカンです。

 

ポケモンセンターキョーダイ2023にてお絵描きコーナーを担当しました。11月祭全体から見れば小さい仕事ではあるのですが、京ポケのお絵描きコーナーに関する記事がこの世に存在していなさそうなので、一応後代に残す資料として書き殴っておこうと思います。

前半の「経緯」は制作~実施の記録で、「お絵描きコーナーってこんな感じ」というのを感じる手掛かりになると思います。後半の「反省」は11月祭を終えて思うことなどで、後代への引き継ぎを含む内容になります。

 

1.経緯

①はじまり

京ポケでは今年4年ぶりに11月祭フル対面出展をするということで、今年も以前の慣例にならってお絵描きコーナーを作ることになりました。そこで私が2016年のお絵描き企画「ヨワシをぬりえで強くしよう!」を参考に「みんなでつくるチオンジェン」という企画を考案し、担当しました。

参考:11月祭2016の振り返り記事(京ポケFC2ブログ

【NF2016】総まとめ記事 京都大学ポケモンサークル

 

一番最初は「チオンジェンの木簡にみんなで落書きする」というアイデアだけあって、チオンジェンを平面で作るか立体で作るかも決めかねていました。

ハンズ(旧東急ハンズ)やダイソーでチオンジェンの材料を見繕ったのですが、立体チオンジェンを作るのはさすがに難しそうだったので平面に決定しました。同時に、チオンジェンの葉を自由お絵描きに、木簡を塗り絵にして、来場者の描いたものを貼ってもらう形式を決めました。

 

ほかの幹部やサークル員にこんな企画をやるぞ!と説明する簡易企画書を作成。

この手のサークル内企画書、人間はどうせ読みたがらないので文字少ない得ですね。

 

A6の塗り絵は正直小さいかな...と思いましたが、やってみたら十分でした。

 

②作るぞ!(塗り絵編)

お絵描きコーナーの準備を手伝ってくれるサークル員を募ったところ、当初は3,4人だったので、彼らに塗り絵を作ってもらうことにしました。

その人たちに「こんな感じの塗り絵を作って!」と伝えるためのサンプル塗り絵を作成。一番伝えたかったポイントは「A6の小さいサイズで印刷するので、画面いっぱいに描いてください!」ということでした。

正直、自分も塗り絵なんて作ったことがないので、探り探りですが...。

他の方の作ってくれた塗り絵は許可をとるのが面倒なので掲載はしませんが、最終的には7人が1種類ずつ素晴らしい塗り絵を提出してくれました。

 

③作るぞ!(チオンジェン編)

さて、チオンジェンは私が責任をもって制作することしました。

 

まずチオンジェンの葉と木簡を剥ぎます。

塗り絵A6が確定しているので、葉もそれに合わせたサイズに分割しています。

 

印刷できるよう、4×7のエスカルゴ・パズルに分割。

コピーすると端が欠けるので、隣と重なる部分を2㎝くらいとっています。

ちなみにカラーコピーはコンビニで1枚50円なので、チオンジェンをコンビニプリントすると1体あたり1400円になります。

個人的にはインクを買って塗るより金銭も時間も節約できているかな、と。

 

さて、私の精神不安定がたたって作業ができない期間が続いたのですが、NF5日前の11月18日になってやっと実際にチオンジェンを作る作業を行いました。

 

自室にて、印刷したエスカルゴ・パズルを模造紙に貼っていきます。

できた!のりを乾かすため、11月祭の前日準備までずっと部屋に貼っていました。怖

 

ちなみに模造紙を横に使って4枚くっつけたらちょうど等身大チオンジェン(1.5m)くらいになるので、その方がよかったかな...と思ったりもします。

 

最後に、葉も印刷して切って完成。

 

稼働机がひとつあったので、チオンジェンに接する形にして、葉や木簡(塗り絵)を置いておくスペースにしました。

よく考えたら画材もここに置いておくので良かったな...。

 

画材はサークル員からお借りして、色鉛筆×2、クーピー、水性マーカーを用意していました。

 

11月祭当日

1日目 11/23(木・祝)

前半は私が受付の方にいたので、サークル員の方にお絵描きコーナーを見ていてもらいました。

一時的に小さい子で盛況になったりして、画材不足になることが度々ありました。

さて、1日目終了時点でほぼチオンジェン1体が完成してしまいました。しかしヘモジロカンさんは頭がいいので、それくらいは想定済みです。

 

2日目 11/24(金)

この日は平日なので来場者が少ないことが予想されていました。

ですから、私はこの日の午前を2体目のチオンジェン召喚に捧げることができたわけです。

2体目、召喚!

1日目の来場者の数を見て柔軟に2体目を召喚できたのは、制作方法をカラーコピーと貼り付けにしていた最大の恩恵です。3時間くらいで召喚できました。

2日目終了時点では2体目が3割ほど完成する形になりました。

 

3日目 11/25(土)

正念場となる土曜日です。

色鉛筆2箱を生協で買い足しました。

この日はサークル員の人にほぼずっと見てもらいながら、自分も人が多いときは見るようにしていました。

教室の窓側ほぼ半分を京大カップで使っていたこともあり、来場者が多いときはかなりカツカツになることもありました。

 

最終的に、2体目がほとんど埋まって終了!

 

 

2.反省

準備の話

①お絵描きコーナーは割と省エネでも良いということ

さて、今回の「みんなでつくるチオンジェン」は、「経緯」に書いた通り割と手の込んだお絵描き企画になっています。しかし、以前のNFのお絵描きコーナーはここまで手の込んだ準備を必要とするものではなかったようです。ポケモン図鑑のフォーマット1種類を用意しておいてそれに自由に描いてもらう、など。

 

力を入れたぶん完成度の高い企画にはなったと思うし、私は非常に満足しています。しかし、今回私が手の込んだお絵描き企画を実施できたのは、京大カップなどの実機企画やそれらの統括をほかの幹部に任せることができていたおかげにほかなりません。実際、等身大キョジオーンの制作とカード大会の運営を同時にやっていた幹部は当日直前にかなり苦しそうに見えました。

 

後代では、人員の余裕などを考えて、適宜省エネで実施しても全く問題ないと思います。

 

②お絵描きと塗り絵が両方あったこと

今回「お絵描き」と「塗り絵」を2つ用意していたのはかなり良かったと思います。

小さい子は塗り絵を、画力自慢の大学生はお絵描きを楽しんでくれていました。

 

③塗り絵のバリエーションのこと

塗り絵は基本的に来場者の方に選んでもらっていたのですが、男の子にはピカチュウが、女の子にはニンフィアが人気でした(とても妥当)。

塗り絵を募集するときには正直全く考えていなかったのですが、塗りたくなるようなポケモンを選ぶこと、女の子好みのポケモンを意識して用意すること、あたりは重要だと思いました。逆張り盛りの京ポケの人間に描いてもらうなら特に...。

あと、コライドンを置いてミライドンを置いていなかったらお子さんに「ミライドンはないの?」と3回くらい聞かれて申し訳なくなりました。

 

④画材のこと

色鉛筆+マーカーで基本は不便がありませんでした。筆圧の弱い子供でもちゃんと塗れるマーカーは意外と有用。

ただし、油性ペンは机を汚すので避けよう!!!(猛省)(ちなみに油性ペンの汚れはアルコールをかけて消しゴムでこすったら消えました)

 

④塗り絵のお手本のこと

今回こちらでお手本は用意してなかったのですが、サークル員の方が一部塗り絵を塗ってお手本を作ってくれました。結論から言うとこのお手本は非常に有用でした!

お手本を子供のところに持っていくことが多いので、複数枚コピーするのが理想かもしれません。

資料として置いていた公式の図鑑は、図鑑番号順なので見たいポケモンを探しづらいという問題がありました。私たちが探すぶんにはともかく、保護者さんなどが探すのはほぼ不可能。

 

⑤来場者の数が分からないということ

今回の企画は、チオンジェン1体に貼れる絵の数が決まっていて、来場者の数次第ではあふれてしまうという危険をはらんでいました。そのため、チオンジェン2体目を召喚する準備をしてケアしていたわけです。ナイス♪

過去のNF記事を参考に「40あれば3日間持つかな~」などとたかをくくって葉(お絵描き)26箇所+木簡(塗り絵)17箇所にしたのですが、1日で埋まりました...。

 

で、チオンジェンのキャパについては2体目でケアしたから良いんですが、完全にミスだったのが塗り絵の印刷枚数でした。前述の来場者想定で4枚×7種類=28枚しか刷ってなかったのですが、ニンフィアが売り切れた時点で露骨に女の子が渋い顔をするようになったので、これはいかんと途中で追加印刷しました。どうせ白黒コピーなんて安いんだから多めに刷ろう!

 

当日の話

①小さい子とのコミュニケーション

しゃがんで目線を合わせよう、みたいな子供と接するとき全般の話は割愛するとして、お絵描きコーナーでのコミュニケーションについて書いてみます。

私はひとりにつきっきりになるわけにもいかないので、親御さんが携帯を見ていたりもっと下の子を見ていたりするときのみ、その子を見ているようにしていました。

お子さんが夢中で絵を描いている(ように見える)ときって声をかけても良いんでしょうかね。あと兄弟で同じ色の色鉛筆取り合ってるときとかは、空いてる色鉛筆があればまあとって来てあげれば良いんですが、どうしようもないときは...私は年上の子を説得してほかの部分を塗ってもらったりしていましたが...うーん...。

 

②もっと小さい子のこと

お絵描きコーナーは11月祭の会場の中でもっとも対象年齢の低い企画に違いないのですが、それでも下限というものがあります。せいぜい4歳くらいが限界でした。ポケモンサークルでそれより下の子が楽しめるような企画を催すというのは...まあ...無理かな...

 

③平日の来場者のこと

平日はすっからかん!

と聞いていたんですが、意外と多くの方が来られました。子供も専業主婦のお母さんなど?に連れられてちゃんと来てました。

金曜のシフトはほぼ幹部だけで組んでいたんですが、さすがにちょっときつかった。

 

 

最後に

何はともあれ、4年ぶりとなるフル対面の「ポケモンセンターキョーダイ」を無事終えられて大変安心しています。他幹部の皆や、協力していただいたサークル員の皆様のおかげにほかなりません。お絵描き企画の記事の最後という形になってしまい恐縮ですが、この場で感謝を述べておきたいと思います。


Special Thanks

塗り絵制作などお絵描き企画の手伝いをしてくれた皆さん

画材や資料の攻略本を貸してくれた皆さん

当日お絵描きコーナーや2体目制作を手伝ってくれた皆さん

私がチオンジェンの作業してる間にいろいろ進めてくれていた他幹部の皆さん

チオンジェン

キョジオーン